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高橋信次先生講演
Lecture

心行の解説(3)

(前号より)

 

「神仏なるがゆえに、当体は大神体なり。この現象界における太陽系は、大宇宙体の小さな諸器官の一つにすぎず、地球は、小さな細胞体なることを知るべし。」

 

この現象界、我々の住んでいる太陽系、太陽を中心として整然として、九惑星、更に三萬数千個からなるところの衛星集団、このものを引き連れているけれども、この神の体の大宇宙体から見たならば、一つの小さな諸器官にしか過ぎない。地球はそれから見たならば、小さな細胞である。そうなれば皆さまは夜空を眺めた時に星が無数にありますが、その星も我々は銀河系宇宙しか見る事が出来ません。銀河系宇宙の中の太陽系は、ホンの小さな細胞の神経繊維にしか過ぎないものです。

 

「当体の細胞なるがゆえに、細胞に意識あり、かくの如く万物すべて生命にして、エネルギーの塊りなることを悟るべし。」

 

エネルギーというものは仕事を為し得る能力だ。万生万物は総てエネルギーだ、このように総て神の体なんだということです。そのために私たちの住んでいるこの地球は、ひとつの細胞にしかすぎません。その細胞の中に住んでいる人類はカビのようなものです。
皆さま自身の体は、約六十兆から成るところの細胞で、動、植、鉱物のエネルギーを吸収して維持しております。吸収して出される唾液は小さなバイ菌(酵素)です。その唾液が胃の中に入って撹拌されて皆さんの血や、肉や、骨になっていきます。このバイ菌から見たならば、恐らく胃の中はでっかい宇宙だと彼等は思っていることでしょう。

 

我々は地球という環境に出て来て、宇宙は広いなぁと眺めて驚嘆しているように、皆さまの肉体の中にいる血管細胞一つでも、恐らく彼等はビックリしているに違いありません。彼等もまた生命を持っているからです。このようにして我々自身もこの地球というものも、神の体の中の小さな細胞にしかすぎない。細胞なるが故に意識があると、斯くの如く万生万物は総て生命、エネルギーの塊りであるという事です。

 

「大宇宙は大神体なるがゆえに、この現象界の地球も神体なり。神体なるがゆえに、大神殿なるべし。大神殿は、万生、魂の修行所なり。諸々の諸霊、皆ここに集まれり。」

 

そこでこの地球という場所も大神殿なのです。皆さまの体も神の子としての分身なのです。ところが人間はすぐに神に頼りたくなってしまって、ペーパーの紙、糸へんの紙や、或いは形作った物をおがむ等、他力本願だけが信仰のように大きな間違いを犯してしまいました。
人間本来、そのような目的で出ているのではありません。神の体であるこの地球上の調和を図るために、人類は肉体を持ってこの世に出ているのです。だから手を合わせなくとも、心が綺麗ならば即座にあの世も皆さまの神と称する人々と話をする事も出来るのです。不思議でも何でもありません。

 

イエス・キリストもゴーダマ・シッタルダーも、神社や仏閣は持ちません。自分の行く場所場所によって、心の窓を開き、自由自在に実在界(あの世)の上段階の光の天使たちと話をしてきました。
何にせよ、我々はこの大神殿・地球上を肉体舟に乗って調和させるために、90パーセントの潜在意識で自分の過去を全部密閉して、表面意識の10パーセントで、人生というものを、しっかり自分自身を正しく見つめた正道の生活をしていく修行場所としているのです。皆万生万物の修行所である。諸々の諸霊が実在界を通して、又地球上の人類の魂も皆この地上界に集まっているのです。

 

「諸霊の輪廻は、三世の流転、この現象界で己の魂を磨き、神意に添った仏国土・ユートピアを建設せんがためなり。」

 

諸霊の輪廻は過去、現在、未来と転生輪廻を繰り返している。これは我々人間に対する使命と目的を示したのであります。そこで私たちはこの現世において先ず魂の修行をする、しかも神の体である地球上に人間の心と心の調和のとれた平和なユートピアを作る、この二つの目的を持ち、それぞれの部署により、与えられた環境によってベストを尽くし、中道という根本原則を元とした生活行為の中に魂というものは、どんどん進化浄化されていきます。

 

「さらに、宇宙体万生が、神意にかなう、調和のとれた世界を建設せんがため、己の魂を修行せることを悟るべし。過去世、現世、来世の三世は、生命流転の過程にして、永久に不変なることを知るべし。」

 

我々は過去から現在、現在から未来へと、皆さまの魂は永遠であって一つも変わっていない。般若心経では、不生不滅、不増不減つまり、生まれる事も滅する事も、増える事も減る事もないといっていますが、ここでは、私たちの魂は永遠に自分自身を磨いて行くのだ、この地上は魂の修行所だという事をいっており、これを皆さまが、悟らなくてはなりません。
過去世というのは、皆さまが転生輪廻してきた心の中に記録されている潜在意識のテープレコーダー、ビデオテープ。即ち前世で学び体験されたもの、これを前世といっております。

 

(次号に続く)

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